川柳展望50周年全国大会
(2025年4月20日開催、『川柳展望』202号より)
「ご挨拶」より一部抜粋
全日本川柳協会相談役 本 田 智 彦
川柳展望50周年全国大会開催、おめでとうございます。
本日の川柳展望全国大会、半世紀が経ち、その間コロナショックもあって、会の運営も厳しかったと思われますが、天根夢草主宰他、みんなの力で今回まで続いた熱意と努力に頭が下がります。
全国的に今や川柳界も決して楽観はゆるされません。ご承知のように後継者が入ってこないのが一番の悩みです。
われわれ川柳人は「人間を詠む」短詩文芸です。何とか今の暗い面を明るくして人間の生きる楽しさを川柳で世間に訴えたいものです。
「50年の歩み」より一部抜粋
天 根 夢 草
「川柳展望」83号(1995年11月発行)までが時実新子個人誌でした。83号の時実新子の「ごあいさつ」は、黄色い紙で83号の最後のページに追加されたものでした。そこには「川柳展望」のすべてを夢草に委譲するというもので、私にとっては突然のことでした。
幸い、柴田午朗をはじめ、各川柳社のトップの方々から「励ましのことば」をいただくことができました。私はかねてより、会員・誌友の一人一人を会話がしたいと思っていたので、「展望集」応募用紙の左下に「選句後のコメント要・不要」のチェック欄を設けました。また、読み物を増やしていきたいとも思っていました。川柳広場(川柳作品・作品鑑賞文・批判文他、じゆうなところ)も新設しました。「川柳展望」をみんなで作るみんなの本にしたいという思いで再出発したのでした。84号(1996年2月1日発行)から時実新子のいない「川柳展望」が現在まで続きました。
「川柳展望」51年から何に向かうか。「川柳の数値化」を試行しているが曲がり角で迷い始めています。川柳に限定せず、文章の多い川柳誌を作り続けたいと思っています。
「全国大会を終えて」より一部抜粋
梶 井 良 治
川柳展望50周年全国大会で大会委員長と司会、そして参加していただいた方に名札をお渡しする役を担当しました。
参加者の皆様のご協力で記念の大会を無事終えられましたことに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
「懇親会の進行係を務めて」より一部抜粋
戴 けいこ
一部の人だけがマイクを握って楽しむのではなく、全員で盛り上がれるようにと考え、発案したのが、全員に自己紹介がてら一言ずつ話をしてもらうことでした。
懸念していたのは、人前で話すことが嫌いな人がおられたら、無理やりマイクを持たされるのは、苦痛になるのではないかということでしたが、始まってみるとむしろ話好きな人が多く、かなりの時間を費やしてしまいました。全員の声が聞けて良かったとおっしゃってくださった方もいて、少し安心しました。
最後は「星影のワルツ」をみんなで円陣を組んで歌い、一体感を感じて感動しました。
「スタッフの仕事」より一部抜粋
三 村 舞
50周年という記念すべき時に、参加出来たことをとても嬉しく思っています。川柳をやっていなかったら、全くご縁のなかった方々と、親しくさせて頂けるのも、本当に川柳のお陰だとつくづく思います。
120名の方が一堂に会し、みんなで川柳を楽しむ。それに向けて、スタッフの皆様と心が一つになれると言うのは最高の喜びです。本当に楽しい時間をありがとうございました。
上記の他、多くの皆様からご感想をいただきました。ありがとうございました。
第25回全国大会の感想 (2024年4月21日開催、『川柳展望』198号より)
緊張と嬉しさと
大島ともこ
川柳展望全国大会に初めて参加させて頂きました。受付の段階ですでにドキドキ緊張の極みでしたが、そんな私の胸の内とは関係なく大会はスムーズに進行し、いつのまにかその和やかな雰囲気に落ちつきました。
「お話」の中の川柳の数値化はとても興味深い事柄でした。
そして披講のすばらしさ!
日常の出来事や思いを多彩に表現された一句一句の見事な披講に、拍手あり、笑いありと、とても盛り上がったのが印象的でした。
誌上等でお名前を知った憧れの方々のお顔も拝見できてこんな嬉しいことはありません。森中惠美子先生の力強いメッセージにも圧倒されました。
これからも出来る限り川柳と向かい合い、楽しめますようにと願った、確かな一日となりました。
有り難うございました。
『初参加』
山下じゅん子
川柳塔の同人である私にとって初めての他流試合でした。テーブル席の句会も、もちろん初めてでちょっと戸惑いましたが、先輩方と同じテーブルで緊張感の中で開会に臨みました。
お話の橋倉久美子さんの穏やかな話しぶりに、三重県で大学四年間を過ごした私は言葉のニュアンスに郷愁を感じました。
披講が始まり、同じテーブルの方々が次々に呼名されるので、ドキドキでしたがやっと自分の句が読まれた時は嬉しさのあまり、自分でも驚く程の大声で呼名しました。
4句入選。一緒に参加した先輩にも初参加にしては上等とほめて頂きました。
帰宅後、頂いた川柳展望誌を開き、盛りだくさんな内容を楽しませて頂きました。
第25回川柳展望全国大会に参加して
みぎわはな
川柳展望は不思議な句会! 天根夢草主宰は不思議なお人! 日常的なことをフツーの言葉で言っているようで、川柳としての穿ち、風刺、諧謔も無い。などと思っていましたが二十数年いろいろ試行錯誤を重ねた今、これこそ川柳! と判りました。人生こうあらねばならぬ、躓いた石の数だけ人間が出来る…と言った句が飽きもせず繰り返され同想同語が蔓延る句会には閉口。本当の川柳を求めて彷浪を重ねています。決してエラそうなことを言うつもりはありません。書を七十年も追求していますが、芸術というものは伝統を踏まえながら他にはない己自身の表現を求めねばなりません。文芸といえども精神は同じと思います。唯一無二。
転勤族で各地を回り、鎌倉で俳句に出会い万言の想いを十七文字に凝縮するという技に感動しました。芭蕉の愛した近江に移り、堅田のほととぎす句会で勉強しました。神戸へ移り、稲畑汀子氏に出会いました。或る時、芸術家会議の席で川柳の底抜けに愉しい方々と出会いお仲間に入れて頂きました。
川柳にお説教は要りません。言わずに語る。言ってしまっては身も蓋もありません。そして紋太師の「一読明解」。これを守り愉しんで生きたいと思っています。晩年に川柳に出会え、仲間に恵まれて幸せです。
第24回全国大会の風景(2023年4月16日)
第24回全国大会の感想 (2023年4月16日開催、『川柳展望』194号の「大会記」より)
竹平和枝様
・・・ 披講と呼名はいつもワクワクします。森中惠美子さんが仰ったように「酒も男も句会も生がいい!」に同感。全ボツは免れ、充実した一日でした。日帰りで、そそくさと会場を後にしましたが、来年は是非泊りがけで参加したいと思いました。新参者の私にもお声をかけてくださった永井天晴さん、ありがとうございました。元気で句を詠み続け、仲間と会うことが大事と思ったことでした。
(「嬉しい出会いの一日」より抜粋)
春日綾乃様
・・・ 川柳に魅せられた人ばかりで作る、祭りのような集い。もう、楽しかったの一言です。この先ずっと、川柳を好きでいられたらいいなと感じました。お酒も飲んでいないのに、酔ったような心地で会場を去りました。・・・
(「幸せな一日でした」より抜粋)
石破真凜様
・・・ 順次発表されていく入選句を心地よく味わいながら聞いていると、同席のテーブルから次々と呼名が上がって思わず拍手をしたくなりました。ふと、私の句が読み上げられたことに気付き心臓が止まるかと思うくらい激しく脈打ち、呼名できたかどうか記憶にないくらいです。こんな感動は何十年振りでしょう。少人数での句会経験しかない私が初参加の大会で入選したことは、この上なく幸せに思いました。・・・
(「第24回川柳展望全国大会の感想」より抜粋)
妻木寿美代様
・・・ 披講は各選者の方々の個性が光り、句会のライブ感を充分楽しめた。入選句の中に英語の句もあり、選句の幅広さも興味深かった。日常のほんのささやかな出来事や想いを、ぼやくように、ささやくように、飾らない言葉で綴った句の何と多かったことか。厚化粧せず、ざっくばらんでええかっこしない。しかし決して下品じゃない。穿ち、軽み、おかしみの川柳の要素が純度100で伝わり、川柳の原点に立ち戻った思いがした。・・・
(「川柳純度100」より抜粋)
上田和宏様
行きたいと思っていた川柳展望の大会に初めて参加しました。ビギナーズラックで6句も入選してて呼名の度に頬をつねったり…、丸テーブルの会場雰囲気も良かったなあ。ロビーで稀少本「喜寿薫風300句」を入手出来たことも嬉しいことでした。・・・
(「ありがとうございました」より抜粋)